日焼け止めにはたくさんの種類がありますが、どれを使えばいいのでしょうか?薬局や化粧品屋に行くと山のように売っている日焼け止めの中からどう選べばいいのでしょうか。今回はそんな時に役立つ日焼け止めの知識を徹底解説します。

日焼け止めの表記

まずは日焼け止めの表記について紹介します。よく耳にするSPFなどについて詳しくみていきましょう。

 SPFって何?

まずはよく耳にするSPFから紹介します。SPFとはSun Protection Factorの略です。詳しい意味を説明すると、どのくらいの時間UVB波を遮断できるか、を示しています。UVB波は赤くヒリヒリする日焼けを起こします。つまりSPFはどのくらいの間赤くなる日焼けをしないか、ということを教えてくれているのです。

SPF15で遮断できるUVB波は97%です。SPF30で98、SPF50で98-99%、それ以上SPFの数値が上がってもあまり変わらず100%の遮断はできません。また、SPFの数値は何時間効果があるか、ということも含まれていますがこれに関してはまた後で説明します。

SPFの表記のみの場合守ってくれるのはUVB波からのみなのでこれだけでは不十分です。日焼け止めにはSPFに追加でUVA波も遮断できるものを選ぶことが大切です。

 SPFについているプラスマークって何?

日焼け止めにはSPFの後にプラスマークが付いている場合があります。このことをPAといいます。正式名称はProtection Grade of UVAといって世界的ではなく、日本を含む一部の国で使われている日焼け止めの表記です。PAはUVA波をどのくらい遮断できるかを示しています。UVA波は肌を老化させる紫外線なので、PA値は老化から肌を守る値です。

グレードが三段階あり、効果小=+、効果中=++、効果大=+++、となっています。つまりプラスが多い方がUVA波からより肌を守ってくれるということになります。誰でも老化するのは嫌なのでPAはプラスが多いほどいいです。最近ではプラスが三つ以上あるものも発売されています。

 PA以外を採用している国

最近では輸入化粧品を買う方が多いとおもいます。また旅行に行った際にも化粧品を買いますよね。PA以外の表記とはどのようなものなのでしょうか?アメリカなどではSPFのみの日焼け止めとBroadBroad Spectrumという文字が追加で書かれている場合があります。BroadBroad SpectrumとついているものはUVA波とUVB波を共に遮断してくれるという表記です。

日本のPAのようにUVA波に対する保護のレベルはありません。表記があるかないかで、保護してくれるのか、してくれないのか、が分かります。このため、PAを採用していない日焼け止めを使う場合は必ずBroadBroad Spectrumの文字が入っているものを使うようにしましょう。

 日焼け止めの有効成分

日焼け止め成分はいくつも種類があるのですが、それらの成分は大きく2つのグループに分けられます。紫外線散乱剤と紫外線吸収剤です。また両方が配合されている日焼け止めもあります。

紫外線散乱剤:酸化チタンと酸化亜鉛

紫外線散乱剤は酸化チタンと酸化亜鉛を使って紫外線を遮断する日焼け止めです。これらの成分は紫外線を跳ね返す形でブロックします。お子様や敏感肌の方にオススメの日焼け止めになります。塗った時に白く残ってしまうというデメリットがあります。また、金属アレルギーの反応が強く出やすい人には酸化チタンは向いていません。

 紫外線吸収剤:酸化チタンと酸化亜鉛以外の成分

酸化チタンと酸化亜鉛を以外の日焼け止め成分はすべて紫外線吸収剤に属します。紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱に変えて放出します。塗りやすく白浮きしない最新の日焼け止めはこのタイプが多いです。

使いやすいですが肌の刺激になる、発がん性がある、体への影響がある、と懸念されている成分もあったりします。今のところは賛否両論があるので心配な人は紫外線散乱剤を使うといいと思います。

 主な紫外線吸収剤

  • オキソベンゾイン-3
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

他にもありますがこれらが代表的なものです。

どんな形状の日焼け止めを使うべき?

日焼け止めにはクリーム、ローション、粉、スプレーなどなど様々なタイプが発売されています。

 スプレーは良くない

まずはスプレータイプについてお話しします。使いやすく全身に塗るときなどに重宝するスプレータイプではありますが、あまりオススメできない理由があります。スプレーを噴射すると付近に霧が舞います。その時に日焼け止め成分を吸引してしまう可能性があります。

日焼け止めの成分は体の中に入るべきではありません。また、スプレータイプは塗っている気になるのですが、実はちゃんと塗れていないことが多いです。このようなことから、できるならばスプレータイプは避けた方がいいです。

 クリーム

理想はクリームタイプがいいです。伸ばすのが大変かもしれませんが、その分塗り残しなく全体に塗ることができます。べたつくのでニキビになりやすい人には嫌われがちの日焼け止めです。

ローション

べたつくのが嫌な人はローション(乳液)タイプがいいです。クリームよりも軽い付け心地に作られています。サラっと仕上がる分どこに塗ったか分かりづらいので、塗り残しがないように全体に塗っていきましょう。

 パウダー

数は少ないですがパウダータイプの日焼け止めも売っています。パウダータイプはベタつきが嫌な人やニキビになりやすい人に向いています。主に顔用です。全身に使うには使いづらいです。

 ファンデーションなどの化粧品

中にはBBクリームやファンデーションに日焼け止めが含まれていることもあります。しかし、SPFの表記のみの場合があるのでUVA波もちゃんと遮断してくれるのかを確認しましょう。SPFのみの場合は追加で日焼け止めを塗る必要があります。

 飲む日焼け止め

最近ではサプリメントで日焼け止め効果を得ることができます。日焼け止めにかぶれやすい人や何を使っても炎症を起こしてしまう敏感肌の方に向いています。朝飲んでおけば1日もつので、塗りなおしの必要がなく、楽であるために人気の日焼け止めです。

効果はありますが飲む日焼け止めを飲んでいても塗るタイプの日焼け止めを同時に使ったほうがいいです。そうすれば高確率で紫外線から肌を守ることができます。

 日焼け止めの塗り方

日焼け止めはきちんと塗ることで効果を発揮できます。塗り残しのないように露出している肌全体に塗っていきましょう。必ず陽を浴びる15分前に塗っておきましょう。

 顔の塗り方

日焼け止めはスキンケアとメイクの間に挟んでください。顔だけではなく、耳、首、デコルテ、首の後ろなども忘れないようにしましょう。

頻繁に塗り直す

日焼け止めは2、3時間に一度塗り直すのが理想的です。SPFの値が高いと長時間もつということになります。しかし、たとえ長時間持つ日焼け止めであっても十分に塗れていなければその効果はありません。また、一度紫外線を受けるとその時点で効果が切れる場合もあります。

このような理由から日焼け止めは一度塗れば1日もつという考えは捨てましょう。特に海、山、雪山などに行って1日紫外線を浴びる方、真夏の炎天下で10時から3時の間に陽を浴びる予定の人は必ず塗り直しましょう。

 

 

今回は日焼け止めについて詳しく解説しました。今後の日焼け止め選びの参考になさってください。